私、2年前にサブ4を達成して以来、撃沈レースの続いている50歳市民ランナーです。
2023年以降、「あいの土山マラソン出ようと思ってるけど、どんな感じかなー」とか、「ワンチャンでサブ3.5狙ってるんだけど…」といった方々に参考になれば。
そして、自分への反省・備忘録を兼ねてブログにします!
結果からいうと、ワンチャンでサブ3.5を目指して突っ込んだけど、あえなく撃沈。
サブ4.5を確保するのがやっとでした!
あいの土山マラソンの概要と会場の様子
さて、私の参加しました『あいの土山マラソン』
場所は、滋賀県甲賀市の田園風景広がる土山町を中心としたコース。
そして『公認コース』です。
1987年から続く、けっこう歴史のある大会です。
フルマラソンとハーフマラソンが行われて、制限時間はフルマラソンが5時間、ハーフマラソンは3時間。
初めてマラソンを走る、という方には少し厳しめの時間ですね。
コースの高低差はこんな感じ。
走り終わってから気づくのですが、全体的な高低差はそこまでしんどくはない。
実は前半、よく見るとギザギザになってる。
そう、細かなアップダウンがずっと続くんです。
これが脚を削られる…
いや、削られた…
土地柄か、会場へは自動車で来場する方が多かったようですね。
私は公共交通機関で。
公共交通機関だと、当日はJRの貴生川駅(草津線)か亀山駅(関西本線)から無料のマラソンバスが出ています。
ただね、意外とマラソンバスに乗っている時間が長い。
そう遠いんですね。
約30分くらいかけて会場に到着します。
私は京都方面から行くので貴生川駅から乗車。
これがまた要注意で、草津線って1時間に1〜2本しか電車走ってない。
おまけに当日は、少し電車が遅れたもんだから、乗換駅である草津駅で待ちぼうけ…
まぁおかげで、余裕を持って『軽量化』もできたのですが(笑)
現地では、男性は体育館での更衣。広く綺麗な体育館。
到着した当初は少し寒かったのですが、体育館の中は暖かく、混み合う感じもなくてゆったり着替え・ストレッチができました。
トイレは簡易トイレが20個くらい?
今回の人数(合計2000人弱)でしたら、たいして混み合うこともなく利用できました。
集合場所は『土山中学校』だったのですが、そこの運動場がウォーミングアップ会場として解放されていたので、思う通りのウォーミングアップができました!
全体的には、華やかさはあまりないものの必要な環境は揃っていて、玄人好みの会場だと思いました。
あ、ちなみに今年の記念Tシャツはこんなの
スタートまでの準備
さて、私の当日のおハナシ。
ウェアはこんな感じ。
キャップ・サングラス・Tシャツ・アームカバー・ハーフタイツ ・カーフ・5本指ソックス
これにプラスして、ファイントラックのドライレイヤー
いつもこんな感じですね。
シューズはホカオネオネのリンコン3
つづいて補給食
10kmでスポーツようかん、20kmでPIT IN、30km手前でMag-on、35kmでMEDALISTの予定。
朝食はパスタとお餅2つ、移動中にカステラを食す。
会場に着いたのは8:45くらいかな。10:30スタートなんで余裕あり。
着替えてトイレを済ましたら、ウォーミングアップ。
動的ストレッチとランニング(1kmほど)。流しを2本入れて準備万端。
スタート時(10:30)頃の気温は15℃。
天候は晴れ
アームカバーが少し暑く感じます(5kmくらいで外しちゃいました)。
あと結果的に言うと、前半は日陰多め。でも寒くはなかったですね。
後半は暑いくらいでした。
スタート前、わりとギリギリに更衣会場を後にしたら、意外とスタート地点が遠くてちょっと焦る。
小走りにスタート地点まで着いたら、もう1分前!
やばかったぜ…。
今回の目標とプラン
さて、このフルマラソンに迎えるにあたり、当然目標がありまして。
まずは、【サブ4奪還!】。
昨シーズンは2レース走って、両方ともサブ4.5がやっと。
その前のシーズンにサブ4は達成していたので、今シーズンはぜひともサブ4を奪還したい、と思っていました。
まぁ正直、それほど問題なく達成できるとも思っていましたし…
そして、心の目標は【サブ3.5】。
日頃から、一応ここを意識して練習してきたつもり。
直前の数週間も、キロ5:00で走れるように調整してきました。
自分では、ワンチャン【サブ3.5】ありえるかな、という感じ。
やっぱりね、これを達成しないと満足できないし!
で、レースプラン。
今回は真正面からぶつかろうと思って、基本キロ5:00を少し切るくらいで最後まで押し切ろう、と考えていました。
貯金を作る、とか無しにね。
ただし、心拍数は150台前半で抑えたい。
この1ヶ月のペースと心拍数の関係から言うと、少なくともハーフくらいまではキロ5:00で押してもそこまで心拍数は上がらないはず。
もしも、心拍数が150台後半や160台にかかるようであれば、おとなしくペースを落とそうと。
と、目標やらプランを立てていましたが、結果として全てなかったかのようなレースをしています…
レースレポート
さてレース。
まずは結果。
km | タイム | 平均ペース | 平均心拍 |
---|---|---|---|
5 | 26:19 | 5:16 | 151 |
10 | 25:06 | 5:01 | 158 |
15 | 24:02 | 4:48 | 161 |
20 | 25:33 | 5:07 | 161 |
ハーフ | 5:33 | – | |
25 | 20:57 | 5:18 | 156 |
30 | 32:13 | 6:27 | 149 |
35 | 39:15 | 7:51 | 136 |
40 | 50:58 | 10:12 | 109 |
42.195 | 4:25:◯◯ | 6:1○ | 142 |
綺麗に撃沈している様子が、伺えると思います…
5kmまで 調子良くない、ペースも上がらない
参加者がそこまで多くなかったせいか、スタートしてすぐに自分周りにスペースができて、それほど混雑は感じませんでした。
ただ、スタートして1〜2km走って、最初に感じたのは
調子良くないな
でした。
最初は心拍数を150にいかないくらいで抑えめに入るつもり。
たしかにペースは5:20くらいで推移していたので、思っていたくらいの速度。
ただし、心拍数が高い。
もうこの時点で150台後半。
いままでの経験上、マラソンは150台前半でいかないと最後までもたない。
だから、上で書いたプランも心拍数にこだわっていたのです。
うーんどうしようかと思いましたが、とりあえずもう少し様子を見てみることに。
さすがに、これ以上はペースを落とせないな、とも思ったんでね。
そう、この時点でサブ3.5狙う気マンマンなんですね。
とりあえずサブ4奪還なら、ペースを落として様子を見るべきでした。
5kmまで、アップダウンを繰り返しながら「いまいちペースが上がらんなぁ」と感じていました。
その結果、最初の5kmは26分以上かかっちゃいました…
15kmまで 救世主現る、しかし実は小悪魔でした…
なんとなくリズムも良くなくて、うまくいかないなぁ、と思っていた矢先のことです。
ちょうど5kmを過ぎたあたりで、若い2人の男性に追い抜かれました。
ただ、雰囲気的にはキロ5:00くらいっぽい。
ちょっとついていこう!
ということで、おじさんは後ろからついていくことにしました。
実は、これが今回のマラソンのターニングポイントになりました。
そのお二人は、そのペース(キロ5:00くらい)でも結構余裕があるようで、お互いに言葉をかわしながらのランニング。
私以外にも、数名そのお二人につく形となり、ここに小集団が形成されました。
こういった場合、あまり余計なことを考えるのは良くないんだろうと思い、あまり考えずにお二人のペースに合わせて走りました。
私は下りが苦手なので、次々に現れるアップダウンの中で、下りでは少し離れ、上りで追いつくみたいな感じで。
ただね、実はこの時心拍数が160を超えることが多々あって、正直「これはまずいなぁ」という思いもありましたね。
おまけに、キロ5:00くらいと思っていたペースもどんどん上がっていき、場所によってはキロ4:30くらいにまで上がっていましたし。
実感としては、後ろについているのでそこまでのしんどさは感じてはいなかったんですが。
ま、あとあとコレが勘違いであることにも気づかされるのですが…
ということで、この区間は平均心拍数も160を超えていました。
明らかにオーバーペース。
25kmまで 足つり発生!とうとうついて行けなくなりました
さて、そんな小集団でのランが10kmほど進んでくると、ふくらはぎがピクピクし出す。
脚攣りの前兆
です。
あーきたか、と。
練習では、ハーフの距離でもこれに近いペースで走れたのになー。
そんなことを思ってると、17km付近で急坂に出会う。
今まで順調に引っ張ってくれていたお二人も、流石にペースを落とすほど。
私ももれなくペースを落とし、あーなんとか乗り切れた、と思ったら…
ビキーン!
きちゃいました。
ふくらはぎ、攣っちゃいました。
まぁ、まだふくらはぎだけ。
ストップして、ストレッチして。
程なくして走り出しことができました。
しかし、小集団は遥か彼方。
そしてもうキロ5:00を切るペース.、というわけにもいかない。
というわけで、キロ5:20くらいで走り続けました。
ふくらはぎに負担が少なくなるように、フォアフットからミッドフットへ意識を変えながら。
ハーフを1時間46分そこそこで通過。
サブ3.5は難しいかな、と思いつつPBは出るかなーって思ってた。
この時は。
33kmまで 脚つりと戦う、でもそれも限界が…
だましだまし走っていても、やはりカラダは正直で。
ふくらはぎだけだった『攣り』が、太ももの前後や背中にまで起きるようになってきてね。
いよいよ、止まってストレッチの回数が増えてきた。
3回ほど止まったけど、30kmを通過。
2時間40分程。
あと12km、だんだんサブ4も怪しくなってきた。
そして、エネルギー切れで脚も動かなくなってきた。
38kmまで とうとう歩く。全身がつっていて、内臓にも疲労が…
35km。
とうとう歩き出した。
もう軽いペースでも、走ると全身が攣る。
そして内臓疲労も顕著になってきた。
水分も摂ってみるが、腹に溜まるだけ。
吸収してる感じがしない。
もう、正直DNFもよぎったし、制限時間の5時間に引っかかるんじゃないかと不安もよぎった。
とりあえず、ただひたすら歩く。
ゴールまで 脚復活!しかし時すでに遅し。
トボトボと、3Km程を50分近くかけて歩く。
38kmの看板が見えた。
あと4km。少し走ってみるか。
あ、そこそこ走れる。
キロ6:30〜7:00だけど、攣らずに走れそう!
ここから無心で、とにかく脚を止めずに走り続ける。
もう少し早く回復してたらなー、なんて思ったけど、これが実力。
そんなこんなで、止まることなくゴール!
制限時間にひっかからずにゴールできた。
でも記録はワーストだったけどね。
まとめ
今回は、5kmで若いお二人について行ったのが全て。
今回の調子、気候からすると、あの判断は間違い。
だって、あんな心拍数で長距離走る練習なんかしてないんだから。
レースで興奮していて、『しんどさ』のセンサーが狂ってた。
まだまだマラソン初心者だね。
まぁでもね、自分が自覚している以上に【サブ3.5】を達成したいんだね。
サブ4じゃなく。
そう考えると、サブ3.5狙いで突っ込んだけど撃沈したってだけ。
またサブ4奪還出来なかった、ってかんがえるよりその方がスッキリする。
反省したり変えたりしたい部分がいくつかある。
それは、次のマラソンまでにしっかり取り組んでいこう。
次こそサブ3.5!