私、大阪府豊中市の南部出身。
この地域は、知る人ぞ知るジェット機の騒音に悩まされていた地域。
騒音でテレビの音は聞こえない。
地域の一部は騒音回避による引越しで過疎化(ほんとに空き地だらけになった)。
あ、今は再開発で綺麗な街並みになっています。
そんな地域では、お正月の風物詩「たこあげ」に規制(今もあるのかは不明)。
実は【たこあげは50m以上高く上げてはいけない!】。
飛行機が着陸態勢に入るくらい低い位置を飛んでいるので、エンジンが巻き込んでしまうらしい。
随分長い間、日本全国そうだと思っていた。
京都に住んで鴨川をランニングするようになって、正月になると河川敷で凧揚げをする風景にたびたび出会います。
その度にそんな思い出に浸るわけです…
たにしんです!(twitter @tanishinrun)
今回は、ランニング時の気化熱(冬)について。
ランニングの終盤、寒くてカラダが動かなくなるのはウェアが冷たくなるだけじゃない!ってハナシ。
以外の内容は、ネット等読み漁ってインプットしたモノを、自分でもしっかり覚えていられるようにアウトプットしているものです。
専門家でもなんでもないので悪しからず(笑)。
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年末年始、ありがたいことにある程度の期間、仕事がお休み。
こりゃ走りまくるぞ!っと意気込んで冬休みに突入。
そんな中である時のロングジョグ。
時間は15時前にスタート。約120分のランニング。
走り始めた時間は、まだ日差しもあって寒さは厳しくない。
走るとすぐに暑さを感じるくらいでした。
しかしながら、終盤夕方になると状況が変わり始め、陽が傾くに連れて寒さを感じるように。
だんだんそれは強まり、いくら走ってもカラダは温まらず動きは悪くなるばかり。
とりあえず最後まで走り切りましたが、帰って速攻シャワーへ。
この時期のランニング、同じような経験をする方もいらっしゃるのではないでしょうか。
冬とはいえ、しっとりと汗をかきウェアが湿る。
それに風が当たれば、そりゃ冷たくなって寒くなるなぁ…なんて納得してたんですが。
でも、それだけ?
なんとなく釈然としなくて調べてみたら、
気化熱!
これがカラダを冷やしてたんですね!
ちなみに気化熱とは…
液体が気体に変化する時に必要な【熱】のこと。
この【熱】、例えば水を沸騰させて気体にする場合はコンロ等から供給される。
沸騰までいかなくとも、水が蒸発するときも周りから【熱】が奪われます。
「打ち水」なんてのは、その気化熱の仕組みを利用して地面を冷やしています。
撒いた水が蒸発する際に、地面の【熱】を奪う=地面の温度が下がる、てね。
じゃあ汗が蒸発する時は?
そう、体内の【熱】を使うのです。
夏場であれば、この気化熱が体温を下げる役割をして、炎天下でも簡単に体温が上がらないように働いているそうです。
汗が100ml蒸発するのに必要な熱量を、体内から放出すると体温が1度下がるらしい。
真夏だと、10分も歩けばそれくらいの汗をかくそうな。
真夏にランニングをする際に、体温が上がらないようにする=熱中症を予防するのに、しっかりと水分補給をし続ける重要性はこういうとこにあるんやね。
話がズレた。
真冬のハナシ。
気温が低い中、外気はカラダを冷やそうとします。
その上、しっとりとかいた汗が蒸発するのに【気化熱】で体温が奪われる。
この攻撃により、運動による発熱作用以上にカラダが冷やされちゃってどんどん寒く感じるんだろう。
なんの対策もしないでいると、震えが止まらなくなったり指の動きが緩慢になったり。
あとは皮膚の感覚が麻痺してくる。
そうしていくうちに、「低体温症」とかになっちゃうかもよ。
特に、距離走やロングジョグなんかをする時は用心しないとね。
じゃあ用心ってどうすれば、ってことですがやっぱり【インナー】をいいもの使うってことでしょうね。
秋冬のスポーツ用インナーは、厚手だったり起毛素材を使っているものが多いですが、それに加えて「吸汗速乾」機能が高いものでないとダメ。
素肌を常にドライに保ち、体内の【熱】が出ていくのを防げるものでないと。
ちなみに私はこんなの使っています。
各スポーツブランド、そして登山関係のブランドからは高機能の秋冬用インナーがたくさん発売されています。
少々値段は張りますが、快適に・安全にスポーツを楽しむため、「お金のかけどころ」としてはかなり上位ですよ。
あ、あともう一つ用心のためにできること。
ランニングの場所から家が離れている、またはイベント・大会の時なんかは、極力「着替える」こと。
更衣場所の問題があるので不可能な場合もありますが、運動が終了しているので、寒い場所に居続けて且つ体内から【熱】が奪われ続けると簡単に体調を崩します。
家に帰るまでがランニングですよ(笑)。
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まだまだ冬の真っ只中。
カラダに気をつけてランニングを楽しみましょう!