2022年3月に淀川マラソンを走りました。
その時に履いたシューズはノンカーボンの【リンコン3】。
結果は散々でしたが、シューズ的には感触が良かったので次も(いつになるかは未定ですが…)使おうと思っています。
で、せっかくフルマラソンを走ったのでレビューなど。
結論から言うと、
その軽量性を武器にサブ4、サブ3.5狙いなら、レースシューズの選択肢に入れていいんじやね
って感じです!
リンコン3を選んだ理由
ひとつ前のフルマラソンで…
2022年12月に奈良マラソンを走りました。
撃沈上等でガンガンいきましたが、やっぱり撃沈。
まぁ、課題を持って挑んだお陰でいろいろ感じられたこともあったのですが、その一つに…
カーボンプレートシューズの是非(自分にとって!)
があったんです。
とりあえず、フルマラソンでカーボンシューズ履くの、一旦やめようと思ってね。
それじゃ何買いますか?
次のマラソンに向けて、次のレースシューズについていくつか候補がありました。
選ぶ基準としては、
- 軽量であること(200g強)
- クッションと反発のバランスが偏っていないこと
- カーボン非搭載
で、挙げた候補が
アディダス アディゼロ ジャパン 6
前作に比べて、大きく見た目が変わったジャパン6。
クッションも良さそうだし、レーシングシューズとしての実績は十分。
正直これにしてしまおうと思って、スポーツ店へ。
が、そう上手くいかないのがランニングシューズ選び。
履いてみたら、シュータンの感じが気になる。
そして思ったほど厚底感がない。
いやハッキリ言って合わない!
あーこれは熟考し直しやなー、なんて思ってたら店員さんがホカオネオネを勧めてきた。
別にリンコンを勧められた訳では無かった。
ホカオネオネって最近注目のブランドがあるよー、的な感じで言われただけ。
今回のシューズ選びにリンコンを考えなかった訳では無かった。
でもね、今クリフトン7をデイリートレーナーとしてフル活用していますが、正直サイズがあと0.25大きいといいな、って思ってる。
サイズ感はメーカー一緒なら変わらんしなー、だったらフルマラソンはキツイなーってんで外してた。
まぁでもせっかく勧められたし、履いたことのない「ワイドサイズ」もあったんで、それを試し履き。
そしたらね・・・
いいじゃん、これ
そう、履いた感触がよかったんです。
ワイドモデルにした分、0.25の不安がなくなった感じ。
おまけに厚底感もある。
で、結局購入!
いやー、シューズ選びには何がおこるかわからない(笑)
♣️マラソンにカーボンシューズを使う、に疑問や不安を持ってしまったランナーへ。軽量レースシューズ ホカオネオネ リンコン3はこちら▶︎公式サイト リンコン3ページ
履いてみた感想
ファーストインプレッション
さあ、買ってきました【リンコン3】。
シューズのタイプとしては、練習でもレースでも使える感じ。
練習では、その軽さを活かしたテンポアップシューズという位置付けかな。
そこそこ反発力もある感じですが、カーボンプレートシューズほどではないので普通にジョグしてもペースをみだされることはないですね。
で、最大の特徴である軽量性。
実際の重量は、ワイドモデルの27.0cmで
216g、軽いっすねー!
アウトソールはこんな感じ
ホカオネオネのランニングシューズって、だいたいこんな感じ。
よくすり減るところにのみアウトソールを配置しています。
耐久性は?って心配もありますが、走り方と考えようですね。
全面にアウトソールを配置しているシューズのほうが、靴底のすり減りは少ないです。
ただ、特にランニングシューズをアウトソールがすり減るまで履くか、という考え方の個人差が。
そこまで行く前に、ミッドソールがへたっちゃってるんじゃね、と考える人もいる。
私のように。
そして私の場合、アウトソールのすり減りが少ない方。
でランニングシューズは1000kmくらい走ると引退させるので、このくらいの配置でも十分持ちます。
逆に、これがすり減ってきたってタイミングが1000kmみたいな。
なので、耐久性には問題なしなのです。
履いて走って見た感触としては、同じホカオネオネの「クリフトン7」と比べると、やはりミッドソールのボリュームにわずかな差を感じる。「クリフトン7」の方が若干ボリューミー。
その分、クッション性も「クリフトン7」に分がありますね。
ただ、【リンコン3】の方が反発感はあるかな。
まぁ、カーボンプレートシューズほどポンポン跳ねるわけでは無い。
カーボンプレートシューズを履いた後に、「クリフトン7」を履くと「足が跳ね上がらねーなー」て感じる。
でも【リンコン3】の後だと、そこまで顕著には感じない。
比べると跳ねるかな、くらい。
ただ、そのくらいの反発性でも、軽量性も相まってカーボンプレートシューズ同様に脚はよく回りますよ。
その他のグリップ感、通気性、フィット感なんかは特別なものは感じませんでしたね。
個人的に「クリフトン7」にグリップの少なさを感じているのですが、気のせいかもしれませんが【リンコン3】にはそれは感じないですね。
アウトソールの面積に若干の差(「クリフトン7」>【リンコン3】)があるので、そのせいですかね。
通気性やフィット感について「ベンメッシュドアッパー」と打ち出して、快適だ!とアピールしていますが私の鈍感な足には、その効果はわからずでした。
フルマラソンを走って
で、フルマラソンを走ってみて。
現状の私の走力、というより「脚の強さ(弱さ)」からすると、
アリ!、というより最適解なのかも
なにがって、まずはその軽量性。
淀川マラソンの終盤、脚が終わってしまいました。
以前にサブ4を達成したフルマラソンでは、終盤なんとか走り続けていましたがシューズの重さを感じながらでした。
でも今回は、シューズの重さを感じることは皆無。
シューズの存在が頭から消え去るほどにね。
そして、次に足裏への優しさ。
シューズの存在が頭から消え去った要因の一つに、今まで終盤に訪れていた足裏の痛みが無かったことがあると思います。
やっぱり、カーボンプレートシューズは「硬い」んです。
それが反発を生むのですが。
カーボンプレートシューズは厚底がほとんどなので、地面からの衝撃は確かに緩和されます。
でもね、その硬さ等から別の負担があるように思うんですよね。
私にとって、そのいくつかある別の負担の一つが「足裏の痛み」。
カーボンプレートシューズでフルマラソンはしると、終盤どうも足裏が痛む。
でもねー、リンコン3で走った淀川マラソンではそれがなかった。
これって【リンコン3】のノンプレートの厚底がうまく足を保護してくれた結果なのかな、と推測しています。
あとね、自分の脚で走ってる感がありますよ、しっかり。
クッション性と反発性のバランスがとれているシューズなので、カーボンプレートシューズのように、過度に脚が動かされる感覚はなし。
ちゃんと自分で脚を動かして走っています。
そして自分で脚をコントロールできていたからか、淀川マラソンでは脚が攣りませんでした。
ま、終盤歩いてしまっていたからでしょうが。
それでも、いままではハーフすぎたあたりまでに足攣りの兆候がでるのですが、今回は皆無。
身の丈にあった筋力で走れていたからかな、と思っています。
まとめ
やっぱり「フルマラソン」という競技を走るのに使うシューズは、現状の私の走力・筋力・脚の強さなんかで考えると、スピードがでやすい・反発がもらいやすカーボンプレートシューズではない。
しっかり自分の力にあった走り方で42.195km走れるノンカーボンシューズを選ぶべきだな、と思っています。
ただし!
ハーフまでの距離はカーボンプレートシューズの方がいいです。
脚が持つのでね。
そしてフルマラソンもずっとこのままノンカーボンシューズでいいわけではない。
しっかり鍛えて、カーボンプレートシューズをフルマラソンで操れる漢になりたいと思っています。
【追記】2022.12.25
リンコン3でPB更新しました!